いま、わんちゃんにミルクを与えることが注目されています。その理由は、ミルクを与えることによる栄養補給。
ミルクというと子犬に与えるものというイメージがあるかと思いますが、子犬の成長にはもちろん成犬や老犬の健康維持の強い味方になります。
この記事では、わんちゃんへのミルクのあげ方をご紹介していきます。
目次
犬には犬用ミルクをあげよう。犬に牛乳をあげるのをおすすめしない理由
ヤギミルクを注いでおくれ🍼#柴犬の日 pic.twitter.com/q3v0uM9zGL
— 柴犬ぷんちゃん (@punchan6) 2019年4月8日
どうして牛乳はだめなの?
犬に与えるミルクはなんでもよいというわけではありません。特に、私たちが飲んでいる普通の牛乳を犬に与えるのは避けましょう。
牛乳には「乳糖(ラクトース)」という糖分が含まれています。
乳糖を分解するには腸内に「乳糖分解酵素(ラクターゼ)」がなければいけないのですが、この乳糖分解酵素は子犬から成犬に成長するにつれて減っていってしまうのです。
犬の個々の体質にもよりますが、犬に牛乳を与えると乳糖を分解できないことによる下痢や消化不良を引き起こしてしまう可能性があります。
このため、犬に与えるミルクは、乳糖が減らされていたりカットされているものを選ぶ必要があります。
そこで安心なのが、国内外さまざまなメーカーから発売されている「犬用ミルク」。
「犬用ミルク」は乳糖の量があらかじめ調整されているのはもちろんのこと、犬の成長や健康維持に必要な栄養素が含まれた、犬に与えるのに適したミルクとなっています。
ライフステージ別、ミルクを与えるタイミングと頻度
私たち人間もそうですが、犬は年齢によって必要な栄養バランスが変わってきます。
年齢に伴って変化するさまざまな段階をライフステージと言いますが、ライフステージに合わせた栄養管理を行っていきましょう。
犬用ミルクには、それぞれのライフステージに合わせたものが発売されています。ライフステージ別に、どのようなミルクをどのように与えればよいかを見ていきましょう。
幼犬(1歳ぐらいまで)
育ち盛りの幼犬には栄養満点、高タンパク高カロリーの子犬用ミルクがあります。
離乳食に切り替わるまでは、ミルクは3〜4時間おきに与えましょう。
また、ミルクを飲んだ量と体重を記録しておくと、体重の増え方によって与えたミルクの量が適切かどうかの判断ができます。
成犬(1歳~10歳ぐらいまで)
成犬に与えるミルクは栄養調節用になります。
ミルクを与えるタイミングや頻度については特に注意点はありませんが、通常の食事と合わせてカロリーオーバーに注意しながら与えてください。
老犬(10歳以上)
老犬に与えるミルクは、健康維持や免疫力向上になります。食欲がないときや食事がしづらいときのごはん代わり、水分補給代わりにもなります。
ドッグフードを食べやすくするため、少量の犬用ミルクを混ぜてふやかすといった使い方も良いでしょう。
おすすめの犬用ミルク5選
- ワンラック ドッグメンテナンスミルク
安心の国産の犬用ミルクです。
成犬・老犬の健康をサポートするためミルクで、成犬や老犬に必要な栄養分を補うことができます。
体重管理のために低カロリーなのも安心です。
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- ミルク本舗 オランダ産ヤギミルク
オランダ産のヤギミルクです。ヤギミルクは乳糖が少ないことから犬に与えるミルクとして適しているほか、脂肪が少ないので消化しやすいのが特徴です。
- ドギーマン わんちゃんの国産牛乳 全犬種用
ペット用品でお馴染みのドギーマンから発売されている犬用ミルクです。
200ml入のリキッドタイプになっています。九州産の生乳を使用して、ナチュラルなおいしさに仕上げてあります。
- クリニカル ドッグミルク
高タンパク高ミネラルが特徴の犬用ミルクです。
全犬種に対応していますが、栄養満点なので特に成長盛りの幼犬や分娩前後の母犬にオススメのミルクです。
- ナチュラルハーベスト ミルクリプレイサー
幼犬用のミルクです。14種類のビタミンと12種類のミネラルを配合し、可能なかぎり母乳の成分に近づけてあります。
高タンパク高エネルギーで、育ち盛りの幼犬〜子犬にはピッタリのミルクです。
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まとめ
一口にミルクと言っても、年齢などによって与えるべきミルクが変わってきます。
わんちゃんに合ったミルクを見つけてみてくださいね。