今話題の国産プレミアムドッグフード。柴犬に食べさせるならどれがいい?

プレミアムドッグフードがここ数年認知度が上がり、購入を検討している飼い主さんも多くなってきました。今回はプレミアムドッグフードかつ国産のものについて調べてきました。

柴犬を飼っている方におすすめのドッグフードもご紹介していきます。

 

プレミアムドッグフードって何?

そもそものお話

そもそも「プレミアムドッグフード」ってどういうものなのかご存知ですか?実はプレミアムドッグフードの明確な定義はなく、おおよそ「安全・高級な原料を使い、ワンちゃんの栄養価の高いドッグフードである」という意味のものを指しています。

ドッグフードだったらどれも同じじゃない?と思われるかもしれませんが、実は中身は全然違っているんです。安価なものだとワンちゃんの健康に悪影響を及ぼす、防腐剤や保存料などの添加物や「4D」と呼ばれるミール・肉副産物が使われています。鮮度が決して良くない肉片も使われていて、味や風味も劣化しやすい為、食いつきをよくする香料等が使用されます。この添加物はワンちゃんがうまく消化できず、腸内環境が悪化する要因になります。また、発がん性のある物質等も含まれており、皮膚トラブルの要因にもなってしまいます。安全とはいえないドッグフードも実は世の中に出回っているんです。

「プレミアムドッグフード」はワンちゃんの食事で補いたい栄養価の高い原料で構成されているものが多く、また、人間でも食べられる程(ヒューマングレード)の食物が使われているので、安心してワンちゃんに食べてもらえると思います。

 

【食事から採りたい、犬に必要な栄養素】

タンパク質

最も欠かせないのがタンパク質です。ワンちゃん毛や筋肉、皮膚などのカラダを作るアミノ酸を供給する役割があり、これは人間の約4~5倍は必要になってきます。タンパク質が不足すると、体重が減ってしまったり、毛ヅヤが悪くなったり、子犬の場合は発育が悪くなったりします。ですので、食事の主となるドッグフードには良質なタンパク質が配合されているものを是非選んであげて下さい。

ドッグフードを選ぶ際には、タンパク質の割合が多いものを選ぶようにしましょう。そのポイントとして、ドッグフードの袋に記載されている内容量の部分で一番初めにタンパク質(お肉)が記載されているものを選ぶようにしましょう。なぜなら、内容の記載は成分の割合が多いものから順に書かれています。お肉類が最初に書かれているという事はタンパク質がそれだけ多く配合されているという事ですね。

そして気になる人はミールと書いていないものを選びましょう。前述したように、ミール(肉副産)と書かれたものの中には人間が食べないような部分のお肉が入っているのも本当のところです。愛犬の健康の為に、より良い食材を選びたいという飼い主さんにはやはりヒューマングレードのプレミアムドッグフードをおすすめします。

 

脂肪(脂質)

脂肪も必要なエネルギー源です。タンパク質よりも高カロリーなので、量よりも質が大切です。脂溶性ビタミンの吸収を促進したり、ホルモン・細胞膜・角膜を生成する元となります。ワンちゃんの皮膚や毛ヅヤをよくする役割や体温調節といった点でも役立ちます。また食事から接種する「必須脂肪酸」も健康にはなくてはならない栄養素です。脂質が不足すると毛ヅヤが悪くなったり、皮膚トラブルが起こる事もあります。取り過ぎると急性膵臓炎などなってしまう恐れもあるのでバランスよくとる事が重要です。

 

炭水化物

炭水化物は体を動かす為のエネルギーの役割をしています。私たち人間にとってなくてはならない炭水化物ですが、
ワンちゃんは必ずしも炭水化物が必要ではありません。ですが、炭水化物がないとエネルギーが不足しがちで疲れやすくなりますが、過剰に摂取すると肥満になります。柴犬は太りやすい体質でもあるので、あげすぎは特に注意です。

ドッグフードに入っている炭水化物はトウモロコシや小麦などの穀物が入っている場合が多いです。穀物は皮膚アレルギーの原因にもなるので大量摂取は良くありません。また柴犬は皮膚アレルギーが多いので、皮膚トラブルや皮膚アレルギーのある柴犬ちゃんはグレインフリーのドッグフードを選んだ方がいいでしょう。

量増しのために炭水化物の割合を多くしているドッグフードなどもあるので、タンパク質同様に、炭水化物の記載の順番を見て、真っ先に穀物が書かれているものは避けた方がベターです。

ビタミンやミネラル

ビタミンやミネラルはエネルギー源や体を作る役割ではありませんが、体調を整える大事な役割をになっています。ビタミンは3大栄養素(タンパク質・脂肪・炭水化物)がうまく機能するようサポートするようなポジションです。ミネラルで特に大切なのはカルシウムとリンです。これらは骨や歯の強度を保つために必要です。健康維持には欠かせない栄養素なんですね。

ビタミン・ミネラルの取り過ぎどちらも良くありません。過剰摂取には注意しましょう。

 

 

栄養バランスの取れた食事とは?

ではこの栄養素をどうすればバランスよく食事で取れるかという疑問が上がってきますね。

栄養バランスの良い食事(≒ドッグフード)をどう選ぶのか、それは栄養素がバランスよく配合されている「総合栄養食」と記載のあるものを選ぶ事です。

総合栄養食とは、一般社団法人ペットフード協会によると、

犬又は猫に毎日の主要な食事として給与することを目的とし、当該ペットフードと水だけで、指定された成長段階における健康を維持できるような、栄養素的にバランスのとれた製品
引用元:https://petfood.or.jp/knowledge/kind/

と定義されています。

 

この定義から、総合栄養食を選んでいればワンちゃんに必要な栄養がドッグフードだけで取れる事になります。

是非ワンちゃんには「総合栄養食」のドッグフードを選んであげましょう。

 

国産のプレミアムドッグフードが柴犬に良い理由

プレミアムドッグフードは輸入品と国産のものがあります。柴犬ちゃんにあげるならやっぱり国産がいいかなぁと思う飼い主さんもいらっしゃいますよね。では、国産がいいなと思うポイントについてお話します。

国産の方が鮮度が高い、フードの劣化が少ない

ドッグフードは国内生産のものと、外国で生産され、輸入しているものがあります。海外から輸入している場合は製造から日本への輸送、そして販売までに日数がかかります。また、輸送ルートにもよりますが、輸送中に気温が上昇する地域を通ると、ドッグフードを入れているコンテナ内も気温上昇の影響を受け、高温多湿になりカビなどの発生が心配されます。コンテナの温度まで配慮されているドッグフードもあるそうですが、それはほんの一部です。

国産プレミアムドッグフードの場合は製造からお家に届くまで海外のものよりも日数が短く済みます。また、気温変化の影響も輸入されているものよりも国産の方がドッグフードへの影響が少ないと考えられます。

できるだけ新鮮なドッグフードをワンちゃんには食べて欲しいですよね。

 

ただ、「国産」という事についてすこし覚えておいて欲しい事があります。

それって本当に国産?見極めるポイント

国産だから安心安全と思っていませんか?国産って全部日本で作られた内容で作られていると思っていませんか?実はそうではありません!

原材料が外国産であっても、国内で加工・製造されれば「国産」と記載されるんです!これは私たち人間の食品も同じ理屈です。

せっかく安全な食材をと国産のドッグフードを選んだのに、中身が外国産であってはどうも安心できませんね。特に内容の中での割合が高い肉類は本当の意味で国内産のものを使用したドッグフードを選びたいところですね。ですので購入前の内容量記載のチェックの時には肉類の原産国にも注目してみましょう。

全部国産だと原料コストは上がります。でも安心安全という気持ちは高まります。輸入品は輸送費も含めての値段。そう考えると悪くないのではないでしょうか。

 

 

柴犬にあげたい国産プレミアムドッグフードのおすすめ5選

ここでは主原料が国産であるものも含めたプレミアムドッグフードをご紹介します。

たの柴がおすすめする国産プレミアムドッグフード3選

まずは上記であげた国産のプレミアムドッグフードで「総合栄養食」と記載のあるもの3種を紹介します

Daily STyle(デイリースタイル)

獣医師の宿南章さんという方が開発した国産プレミアムドッグフードです。毎日の食事でたくさんのワンちゃんを助けたいという思いから作られたこのドッグフードは、新鮮な国産生鹿肉が使われています。その他の食材もヒューマングレードレベルのものが使われており、更に遺伝子組み換え食材も不使用とかなり配慮されています。勿論無添加。グレインフリーなので食物アレルギーのある柴犬ちゃんも安心して食べてもらえます。子犬(1歳未満)・成犬・シニア犬とステージ別に分かれています。

1袋あたりの量と価格

■全ステージ:1kg、3686円(税抜)

高級国産フード ZEN

お肉や魚といった主原料は国産のものを使用し、その他の原料もできる限り国産を使い安心できる食材を厳選しています。HPに食材の原産国についてもしっかりと明記されています。中国産のものは不使用でミートミールも使われていません。合成防腐剤や酸化防止剤などは使用しておらず、天然由来の成分を使っていて無添加です。全年齢に対応しているドッグフードと成犬・シニア犬向けのドッグフードの2タイプの展開で、魚ベース・鹿肉ベース・猪肉ベースと選ぶ事ができます。

1袋あたりの量と価格

■全年齢向け:700g、2,680円(税抜)

■成犬・シニア犬向け:700g、2280円(税抜)

 

このこのごはん

こちらは小型犬に特化した国産プレミアムドッグフードです。豆柴ちゃんにおすすめできる総合栄養食のドッグフードです。

低脂肪な動物性たんぱく質(鶏ささみ・鶏レバー・まぐろ・鹿肉)がバランスよく配合されいて、その他の食材もヒューマングレードのものが使われています。アレルギーになりやすい小麦やトウモロコシは使用しておらず、グルテンフリー。グレインフリーではありません。栄養価豊富な雑穀は使用されています。保存料不使用。全年齢に対応しています。

1袋あたりの量と価格:1kg、3500円(税抜)

定期コースは初回は送料無料で2980円(税抜)。1回の購入で停止や休止も可能。

 

お試しパックのある国産プレミアムドッグフード

柴犬の性格には頑固でわがままという一面があり、結構ご飯の好き嫌いが激しいタイプです。

ドッグフードを大量買いをして、全然食べてくれない!という心配もちょっと考えられます。

なのでそんなワガママちゃんな柴犬のドッグフードを買う時はお試しパックなどを一度購入し食いつきをチェックするといいでしょう。

 

レオ&レア:お試しサンプル150gが460円

レオ&レアは、国産牛肉をベースに厳選したヒューマングレードの食材が使われている総合栄養食です。

レオ&レアの特徴は「マイカルテ」というシステムでワンちゃんの情報から1日あたりの栄養価や食事の量などを提案してくれます。更にその情報から、愛犬にあったフードを届けてくれる画期的なシステムです。

定期便ならワンちゃんの写真入りのパッケージで届きます。ちょっと試してみたくなりますよね?

サンプルサイズは150g、460円と500g、1530円の2つから選べます。マイカルテを作成すると送料無料になりますよ!

 

VISIONS:4種お試しセット500円

純国産の食材を使ったプレミアムドッグフードです。このドッグフードの原材料は生のものが使われていて風味も良く新鮮!大量生産しておらず、少量で生産しているから製造から早くお届けされています。調理法も低温加熱製法で栄養素が壊れず体に届きます。主なタンパク質はラム肉と魚・魚・鶏肉・馬肉の4つから選べます。

このお試しセットは4種類全て入っているのでワンちゃんがどれが一番食いつきがいいかを試す事ができますね。

 

国産無添加にこだわったペットフードサイト

 

犬猫自然食本舗

https://www.inunekosyokuken.com/

このサイトは国産無添加自然食にこだわったペットフード専門店です。

安全性にとことんこだわったフードを販売しています。

レビューもたくさんあるのでドッグフード選びの参考にしやすいと思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。プレミアムドッグフードとはどういう事か、また、ワンちゃんの毎日の食事に必要な栄養素なども含めて

国産プレミアムドッグフードについてご紹介しました。

最後に、ドッグフードの選び方として大切な事をお伝えします。それは、「飼い主さんが原料を把握し、納得して購入できるもの・買い続けられるものを選ぶ事」です。

いくら食いつきが良くて健康に良さそうなドッグフードでも、ランニングコストとして毎月の家計に影響してきます。家計とのバランスを鑑みて、うちの子はこのドッグフードじゃないとだめ!と決めつけず、

コストと栄養のバランスのいいものを選びましょう。

 

 

【参考】

共立製薬株式会社
http://www.kyoritsuseiyaku.co.jp/owner/knowledge/syokuji/dog1/index.html

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