「私はとても柴犬が大好きで、街で柴を見かけたらもふもふしたいなっていつも思ってしまいます」
「(お便り続き)そこで質問です。柴犬のオスとメスって、どう違うんですか。柴犬を飼ってみたいんですけど、オスとメスのどっち飼うのがおすすめですか?」
それじゃあ今日は、ニオイで区別できない皆さんのために、柴犬のオスとメスの違いについて特集していきますよー!最後までよろしくどーぞー
目次
柴犬のオスとメス、外見上の違い
犬のオスとメスを顔で見分けるのは難しい!
猫の場合、分かる人が猫の顔を見れば、オスとメスの見分けがつくと言われています。オス猫はメス猫よりも顔が広く、メス猫は目の大きさに対して顔が小さいため、目がくりくりして大きく見えるそうです。
けれども、残念ながら、柴犬に限らず犬の顔からはオスとメスを判別するのは難しいです。(AIによる画像診断技術が発達すれば、犬の顔からオスとメスが見分けられるようになるかもしれませんが…。)
オスの柴犬の方が体格が大きい
柴犬の祖先は群れで生活をしていました。群れの中でオスはリーダー的な役割を果たし、メスよりも筋肉質で体格が大きいです。
豆柴のオスとメスの体の大きさの違い
一般的な柴犬より一回り小さく、わんちゃんの室内飼いを考えている人におすすめな「豆柴」。豆柴の場合、オスとメスで体格はどのくらい違うのでしょうか?
「豆柴」という正式な品種と定義は存在しませんが、一般的に豆柴として取引されているワンちゃんが成長したときに予測されるサイズは次のようになります。
体高
オス 31.5 cm / メス 29.5 cm体重(理想値)
オス 5 ~ 6 kg / メス 4 ~ 5 kg
ちなみに犬の体高とは、四足で立った時の地面から背中までの高さを表しています。
一般的にオス犬の方が体が大きくなるとはいえ、豆柴のオスとメスのサイズを比較すると、あまり大きな差がないことが分かりますね。豆柴を室内飼いするためのケージやそのほか色々なグッズを飼う時は、オスでもメスでも同じサイズでカバーできることになります。
メスとオスの柴犬の性格や習性の違い
他犬種と比較した柴犬の性格の特徴
オスとメスに共通する、「柴犬」としての性格にはどんな特徴があるのでしょうか。
柴犬は、飼い主やリーダーにとても忠実です。そのため、他の犬種よりはしつけがしやすくて飼いやすいといわれています。その反面、見知らぬ人や他の犬に対する警戒心は強く、ドッグランに行くと他の犬に吠えてしまうこともあります。頑固で気が強く、自分の思っている風にしたがるようなわがままなところも特徴的です。
飼い主以外のお客さんや他の犬など、誰にでもフレンドリーに接してくれる洋犬のような愛嬌はありませんが、心を開いてくれれば甘えてくれるようになりますよ。
オスの柴はやんちゃ
群の中でのリーダーとしての本能から、オスの柴はメスよりもやんちゃで攻撃的な部分が目立ちます。縄張り意識が強いのも、オスの柴の特徴です。
幼い頃に吠えたり噛んだりしないようなしつけが身に着けば、メスの柴よりも素直に懐いてくれるようになります。
オスは去勢手術で性格が変わることも
獣医学的には、去勢手術の前後で犬の性格が変わることがあると知られています。特に、去勢したオスの性格の変化は、避妊したメスよりも分かりやすく現れることが多いようです。ブリーダーさんやワンコ飼育経験が豊富な人たちの間では、去勢したオスのワンちゃんは、穏やかになってより飼いやすくなることが知られています。
大人しいけど頑固なメスの柴犬
オスの柴犬と比べたら、メスの柴犬はとても大人しくてお利口さんな子が多いです。
性格としては、頑固で気ままな部分がオスより目立ちます。自分の気が向かないときは飼い主に対しても素っ気なくつんつんすることもありますが、甘えたい気分のときはいっぱい甘えてくるようなツンデレなところも、また可愛く思えたりします。
オスとメスの柴犬、長生きなのはどっち?
柴犬の平均寿命は犬の中では長い方で、15歳前後です。オスとメスではメスの柴の方がやや長生きするといわれていますが、性別による寿命の差よりも生活習慣や生活環境などの影響の方が大きいようです。
あなたにピッタリなのはオス柴?メス柴?
これまで見てきた柴犬のオスとメスの比較から、それぞれの性別にピッタリな人を挙げてみます。
オスの柴犬がおすすめな人
- 元気なワンちゃんを飼いたい人
- 人懐っこい柴犬を飼いたい人
- いっぱい遊んで癒されたい人
メスの柴犬がおすすめな人
- アパートやマンションで柴犬を飼いたい人
- 家でのんびり柴と遊びたい人
- 柴犬の多頭飼いを考えている人
オスとメスに違いはあれど、飼いやすさは大きくは変わらない
もし、アパートやマンションでの騒音が気になる人や、将来的に多頭飼いを考えている人には、大人しいメスの方が少し安心かもしれません。もちろん、しつけ次第ではオスの子でも十分飼っていけます。
「オスの柴犬とメスの柴犬、どっちが飼いやすいか?」という疑問に対しては色々な意見があります。オスの方がやんちゃで吠えることもあるとはいえ、去勢したら攻撃的な部分が丸くなるとも言われます。逆に、大人しいメスの子でも、ストレスを感じたら吠えたり噛んだりする行動をしますし、性別が違ってもひと通りのしつけは必要です。
ペットを家に迎えて愛情をかけてしつけて育てるのはとても大変なことですから、「柴犬を飼いたい!」という決心がついていれば、性別に関係なくどちらでも十分飼っていけます。どっちの性別を飼うかを決める際は、「どんな個性の子と一緒に暮らしたいか」というイメージを大切にしてください!
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