犬のお世話で一番大変、それでいて楽しいお世話の一つがお散歩です。
でも中には散歩嫌いなワンちゃんもおり、うちの子に本当に散歩が必要?と疑問に思う飼い主さんもおられるようです。
お散歩中歩きたくない!と踏ん張る柴犬の画像もよく目にしますよね。
この記事では、そんなお散歩のコツをご紹介します。
目次
柴犬の子犬の散歩デビューはいつぐらい?
お散歩デビューはワクチン接種後
お散歩デビューは一通りのワクチン接種が終わってからになります。
通常、生後3ヶ月、120日くらいで最後のワクチン接種が終わりますから、接種後1週間以降、抗体がきちんと形成されてからお散歩デビューをするのが安心です。
といっても、外が全くの初めてですと、怖がって歩かないコがほとんどです。
生後2ヶ月くらいから、外の雰囲気に慣れるために下には降ろさず、だっこした状況で時々お外を経験させてあげるのがオススメです。
柴犬の散歩の目安は1日どのくらい?散歩コースは変えた方がいい?
お散歩の頻度
柴犬はもともと、猟犬として山野を駆け回っていた犬種です。ですから、運動量が多く、活発な犬種と言え、1日一時間程の散歩時間はきちんと取ってあげましょう。
ストレス発散という目的も考えるなら、朝と夕など、一日2回に分けてあげるのが理想的です。
お散歩コースは毎日同じでいいの?
散歩コースは毎日同じでいいのか、それとも変えた方がいいのかという質問も時々ききますが、犬にとって毎日のお散歩コースはそれほど重要なことではありません。
愛犬の性格を見て柔軟に対応しましょう。
好奇心の強いタイプのコは新しい場所に行くのを喜ぶでしょうし、怖がりさんはいつも見慣れたコースを歩く方が安心できて喜ぶでしょう。
自分なりにお気に入りの散歩場所があり、そこに行きたいこだわり派もいます。愛犬をよく観察して、一番喜ぶ形を見つけてあげましょう。
柴犬の散歩のしつけ(リーダーウォーク)の教え方
柴犬は小さい体の割に力が強いため、散歩中引っ張られると危険です。
きちんと日頃からリーダーウォークを教えておく必要があります。
リーダーウォークとは
リーダーウォークとは、犬が飼い主に「ついてきて貰っている」のではなく、きちんと飼い主が散歩の主導権を持っている歩き方のことを言います。
歩いているときにもリードがピンと張っているのではなく、ちょっと余裕があって緩んでいる、それでも犬が引っ張っていない、これが理想型です。
リーダーウォークの教え方
リーダーウォークを愛犬に教える場合、散歩中ではなく、人に迷惑掛ける恐れがないように広い場所で教えます。
- まずはリードを引っ張って歩かない練習から
犬と歩いてみて、犬がリードを引っ張って前に出ようとしたら、くるりと方向転換、逆方向に歩き出します。
こうすると必然的に犬は飼い主さんの方向を歩く形になるわけです。
追いついてきたら一緒に歩きますが、また前に飛び出すようなら方向を変えます。最初は犬も戸惑って抵抗するかもしれませんが、根気よく教えましょう。
- 次は飼い主さんがリードする方向転換の練習
リードを引っ張らなくなったら、方向転換をするときにピッとリードを一瞬引き、愛犬の注意を引き、声を掛けて行きたい方向に曲がります。
- 上手にできたらたくさん褒めてあげよう
愛犬があなたの目を見たら、目一杯褒めてあげるのも忘れずに。
通常緩んでいるリードとアイコンタクト、これがリーダーウォークのポイントです。
きちんとマスターできるまでにはある程度時間が必要ですから、根気よく繰り返して教えてあげましょう。
雨の日も散歩は行った方がいいの?
柴犬は犬種として、水を嫌う犬種です。
シャワーシャンプーが大嫌い!という柴犬さんは非常に多いですが、雨の散歩もダメなコも結構います。
飼い主さんにとっても憂鬱な雨の日、無理に連れ出す必要もないでしょう。
ただし、トイレが外のみ、というケースでは家の中にずっと閉じ込めていくこともできません。
この場合は短時間でもいいので、ちゃんと連れ出してあげましょう。
散歩に行かない場合、運動が全くできないならストレスがたまりますので、室内でもちょっと広めの場所で一緒に遊んであげるなど、ストレス発散の場を設けてあげてください。
柴犬が散歩を嫌がる!その時の対処の仕方をご紹介
犬ならみんなお散歩大好き!と思いきや、お散歩嫌いな柴犬さんは多いようですね。
散歩嫌いでは、運動不足になりかねず、愛犬の健康にも影響してしまいますので、散歩嫌い克服はとても重要です。
散歩が嫌いな理由
まずは、なぜ愛犬が散歩嫌いなのか、その理由を見極めましょう。
通常、外自体が嫌い、他の犬が嫌い、人が嫌い、の3種類の原因に大きく分けられます。自分の犬はどのタイプか、よく観察して見切ってください。
- 外が嫌いな場合
外自体が嫌い、という場合は、車や人通りなど、刺激の少ない場所に連れて行き、短時間ずつそこで過ごすようにしてみます。
基本、怖いことが起きないと理解できるようになると、外の新鮮な空気や風など好きになっていきますから、このタイプは克服が容易です。
- 人が怖い場合
人を怖がるケースでは、犬好きのお友達や近所の人に協力して貰います。外でばったり会うシチュエーションを作り、挨拶して貰います。
最初は人がしゃがんで状態で、犬を徐々に近づけるようにします。おやつをあげて貰うなどもよいでしょう。
慣れてきたら、人が立った状態で近づけるようにします。すれ違ってもビクビクせずいられるようになるのを目標にしましょう。
- 犬が嫌いな場合
犬嫌いなワンコにも協力者(犬?)が必要です。攻撃性の全くない、フレンドリーなご近所の犬とその飼い主さんに協力して貰い、外で顔合わせをします。
それぞれにおやつをあげて一緒の場所で食べる、など、ただ同じ場所にいるだけでお互いの注意をそらすのも効果的です。
飼い主さん同士がフレンドリーなのも犬に伝わります。愛犬が怖がっているからと言って抱き上げようとする、などはNG。
逆に怖い場面なのだと刷り込む結果になりかねません。一緒にいると良いことがある、という風にもっていきましょう。
いずれの場合も根気が必要です。諦めず、愛犬にも飼い主さんにも楽しい散歩を目指しましょう。
まとめ
皆さんもわんちゃんと楽しいお散歩ライフを送ってくださいね!