ペットブームから、犬を飼い始める人が増えていますが、そのなかでも柴犬は人気の犬種になります。
ペットショップやホームセンターなどで見かけることも多い柴犬は、値段はいくらくらいなのでしょうか?相場を調べて、柴犬の購入を検討してみましょう。
目次
柴犬を購入したい!どこで買えるの?
日本犬の代表的存在とも言える柴犬、茶色や黒色といった色のバリエーションから、豆柴といったサイズの小さな柴犬も登場しています。そんな愛らしい柴犬は、どこで購入できるのでしょうか?購入できる場所を紹介します。
ペットショップ
柴犬を買いたいと思ったときにまず行ってみようと考えるのが、ペットショップでしょう。ペットショップでは、犬や猫、小動物などの生体をはじめ、ペットフードやケージなどさまざまなグッズが揃います。
ペットショップによってどのような犬種を扱っているかは異なりますが、柴犬を置いているところも増えています。人気の犬種はペットショップでも扱われていることが多いです。
ブリーダー
柴犬を飼いたいというときには、柴犬を専門に扱っているブリーダーを頼ると理想的な出会いを果たすことができるでしょう。犬を繁殖させるという仕事が主な目的であるブリーダーから柴犬を探すと、親犬がどんな犬であったかも知ることができます。
柴犬のブリーダーであれば柴犬に詳しい人がいるので、初めて柴犬を飼う人にとっても安心でしょう。
里親
動物愛護団体や行政のお知らせなどから、里親の情報を得て柴犬を飼うという方法もあります。譲渡会の情報はブログやSNS、掲示板などに里親に関することが記載されているので、そのなかに柴犬がいたら連絡を取って実際に会うという流れに進んでいきます。
里親であれば、今まで育ててくれていた人から柴犬の性格や様子を聞くことができ、新しい出会いにもつながるでしょう。
柴犬はいくらぐらいで買えるの?
柴犬は、ペットショップやブリーダー、里親から買うことができます。では、気になる値段はいくらくらいなのでしょうか?柴犬は色や季節によって値段が変わるとされているので、その詳細について知っておきましょう。
一般的には5万円~20万円ほど
ペットショップなどで見かける柴犬は、店舗によって値段が異なるものの、一般的な相場は5万円~20万円ほどとなっています。月齢が大きくなっていくと、値段は下がっていくという傾向にあるため、子犬のときは15万円前後、体が大きくなってきていると徐々に値段が安くなっていきます。
柴犬は毛色や時期によって値段が変わる
柴犬には、お馴染みの茶色い毛色のものと黒い毛色のものがいます。茶色く見える柴犬の毛色は赤色と呼ばれることもあり、柴犬の毛色は赤色、黒色、白色、胡麻色の4色があります。
毛色から見ると、黒色や胡麻色が珍しいとされているので、値段も10万円~20万円ほどと高くなっています。
また、柴犬は時期によっても値段が変動します。値段が最も安くなるのは寒くなる11月~2月頃となっています。その後訪れる3月~5月の発情期頃になると、柴犬の値段はあがります。特にゴールデンウィークに柴犬を買うと、値段が最も高い時期と言えます。お手頃な値段で柴犬を迎えたいなら、冬の時期がおすすめです。
ペットショップから購入するポイント
柴犬に会いたい!と思ったとき、まず足を運ぶのはペットショップでしょう。そのペットショップで柴犬を購入する際に、押さえておきたいポイントがあります。そのポイントをチェックした上で、柴犬をお迎えするようにしましょう。
ペットショップで販売されている柴犬は、店頭で紹介したい犬種をブリーダーから引き取ることが多いです。そこで、信頼できるブリーダーからやってきた柴犬かどうかを見極める必要があります。また、遠くからやってきた柴犬は、ストレスを抱えている可能性もあります。そのため、柴犬の生まれた地域についてもチェックしておく必要があるでしょう。その他に、柴犬が飼われているケージの衛生面や健康状態なども確認した上で、購入するか検討しましょう。
ペットショップでの柴犬の価格は?
ペットショップで見かけることのある柴犬は、お店によって価格が異なるものの、相場を調べてみると毛色によって価格には幅があるものの、およそ5万円~20万円となっています。一般的な柴犬の価格相場と同じになっており、店舗ごとの割引やキャンペーンなどに応じて安く購入できる場合もあります。
柴犬以外の犬種にも当てはまることですが、ショップによって価格設定が異なること、毛色によっても変動することを知った上で、信頼できるペットショップへ行ってみましょう。
ブリーダーから購入するポイント
ブリーダーから柴犬を購入する際には、直接ブリーダーの元に行き、柴犬を近くで見られるというメリットがあります。ペットショップではどのような経路でやってきたかがはっきりわからないというケースもあるため、ブリーダーに会って柴犬の性格や特徴、体調面などを聞くことができるのは嬉しいです。
ブリーダーから柴犬を購入したいというとき、多くの柴犬が生後2~3ヶ月である場合が多いです。基本的な価格に養育費がプラスされるため、価格はペットショップよりもやや高くなるケースが多いです。柴犬のなかでも珍しい色合いを育てているブリーダーもあるため、価格にも差が生じてきます。
ブリーダーから柴犬を購入する際には、以下の注意点を押さえておきましょう。
・飼育環境や親犬の情報、信頼できるブリーダーかどうかを見極めることが大切
・疑問点や不安なことは、どんなに細かいことでもブリーダーに確認する
・事前に、ブリーダーに関する情報や口コミなどをチェックしておく
ブリーダーのなかには、悪徳と呼ばれるところもあります。そのような悪徳ブリーダーから柴犬を購入するのは避けたいので、信頼できるブリーダーを探すことから始めましょう。実際にブリーダーの元を訪れる前に、どのようなブリーダーなのかを調べておくことも大切です。口コミや詳細情報についても、インターネットなどで調べられる限り確認していくと安心でしょう。
里親になるポイント
里親とは、保健所などで行き場を失った動物たちを保護し、自宅で育てるというものです。その里親を募集しているところから、柴犬を家族に迎えるという方法もあります。
里親になるには、里親制度を理解しておく必要があります。それと同時に価格を比較して、納得した上で里親になれるとよいでしょう。
里親制度とは
里親は行き場を失った犬を保護するという役割を持っており、誰でも里親になれるのでは?と思いがちですが、実際に里親になるまでには困難もたくさんあります。ボランティア団体や保健所などに問合わせたり巡るなどをして、気になる柴犬との出会いを探していくわけですが、条件を満たした場合のみ譲渡が成立するという仕組みになっています。いざ譲渡の日になっても、柴犬の体調不良によって譲渡ができなくなってしまうケースもあります。
市区町村によって里親になる流れも異なるので、あらかじめしっかりと下調べをする必要もあるのです。晴れて里親になるためには、最低限以下の条件を満たしておく必要があるので、一部にはなりますがチェックしてみてください。
・高齢者、単身者、未婚のカップルは不可
・妊婦や乳幼児がいる家庭は不可
・家のなかを見せてもらえるかどうか
・持ち家またはペット可の集合住宅であることの証明
・家族全員の同意を得ていること
・庭やベランダではなく、室内で飼えること
・家族にアレルギーの人がいないこと
・すでにペットがいる場合、不妊手術を済ませていること
・犬の場合は、年に一度の狂犬病の予防接種を必ず行なうこと
・最後まで責任を持ってペットの世話をできること
このように、一部を抜粋しても、条件が細かく決められていることがわかるでしょう。里親になるには、それなりの覚悟も必要なのです。細かい条件がたくさんあるように感じられますが、大切な命を受け取って育てることになるので当然とも言えるでしょう。
柴犬を引き取る際に費用はかかる?
里親になって柴犬をお迎えする場合、費用は発生するのでしょうか?ペットショップやブリーダーで柴犬を購入するような金額が発生することはなく、多くが無料で引き取ることができます。
しかし、病気にかかっていたり去勢手術がまだ済んでいないといった状況であれば、医療費が発生してきます。通院費や治療費が発生するという注意点があるので、事前に病気の有無などは確認しておくと安心でしょう。
柴犬展覧会って何?何ができるの?
柴犬をお迎えするためには、ペットショップやブリーダー、里親などいろんな方法が存在します。どの方法を選ぶにしても、相性がよく、家族の一員としてともに過ごせる柴犬と出会いたいものです。そこで、柴犬展覧会にもぜひ参加してみましょう。
柴犬展覧会って何?
柴犬展覧会では、柴犬以外に秋田犬や四国犬など、日本を代表する犬種が集まります。日本ならではの犬種を保存、普及させるために定期的に開催されています。この柴犬展覧会は、日本犬保存会によって行なわれます。
柴犬展覧会に出るためには、日本犬保存会の会員になっておく必要があります。ホームページからも入会することは可能であり、柴犬展覧会に出るための最低条件となっているのです。
柴犬展覧会は、全国で開催されています。各都道府県に支部が置かれているので、全部で49箇所です。年に三回開催される柴犬展覧会は、2月下旬から5月上旬の春季展、9月上旬から11月中旬の秋季展、11月中旬の全国展覧会と、時期が決まっているので、お住まいに地域から開催日を確認しておくと安心でしょう。
また、柴犬展覧会では、6つの組に分けて柴犬が紹介されます。
1 生後4ヶ月未満の幼稚犬
2 7ヶ月未満の幼犬
3 1年未満の若犬
4 1年6ヶ月未満の若犬
5 2年6ヶ月未満の壮犬
6 2年6ヶ月以上の成犬
このように、月齢に応じて細かく組が分けられているので、飼ってみたい柴犬の月齢から会場を巡ることも可能です。月齢だけでなく、オスやメスといった性別でも分けられているので、効率よく好みの柴犬を見られるという特徴もあります。
午前と午後の部に分けて、個体審査と比較審査を行ない、優秀と決まった柴犬が表彰されるという流れになっているので、一日会場にいるとどの柴犬が選ばれるのかをこの目で確かめることができるでしょう。
柴犬展覧会で柴犬は購入できる?
柴犬展覧会では、月齢や性別に応じて選ばれた柴犬が多く登場します。では、展覧会で紹介されている柴犬を購入することはできるのでしょうか?
柴犬展覧会に登場する柴犬は血統書付きであったり、優秀な犬ばかりとなっています。そのような柴犬たちはブリーダーに育てられていることが多く、気になる子がいたらブリーダーに直接相談することも可能です。いろいろな審査が行なわれるなかで、気になる柴犬も現れるでしょう。休憩のときや自由に過ごしている時間に話しかけて、柴犬の購入ができるのかどうか尋ねることは可能になっています。
柴犬展覧会に登場するくらいの柴犬であり、お利口さんで両親も素晴らしいという血筋の子が多いので安心でしょう。いろんな柴犬に出会える柴犬展覧会では、運命の出会いも待っているかもしれません。
まとめ
柴犬は、ペットショップやブリーダー、里親などといった方法で購入できます。その際の価格には大きな幅があるものの、平均すると5万円~20万円となっています。ショップごとに価格設定には差があること、信頼できるブリーダーかどうかを見極めることの重要性、里親になる覚悟など、柴犬をお迎えするにあたって検討すべき点は多々あります。
柴犬という犬種について知るのと同時に、どのような方法で購入できるのか、手順を踏んで細かく調べていきましょう。そのなかでなによりも大事になるのが、信頼できるショップやブリーダー、動物愛護団体などと出会うことです。責任を持ってお世話ができるよう、覚悟を決めた上で柴犬探しを始めましょう。
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